教団X
ここ最近、本を貸してくれるカフェで借りた本を読んでいました。
そのカフェには、「宇宙一美しい奇跡の数式 0=∞=1」 を置いてもらったんですが、そこのオーナーの方がオススメしてもらった本です。
なので、自分なりの感想を。
(以下ネタバレもちょっと入ります。)
最初はめちゃくちゃ面白くてどんな世界観、
どんな教団が出てくるんだろう?とワクワクして見ていました。
松尾さんという方のお話とそこで事件を起こした謎の教団X。
物理や宗教が本質的に繋がってるよ〜というのを原子や量子力学やで説明して。
意識や脳について
人間の意思決定について
それと18禁な話も出てきて。どう繋がっていくんだろうなと思ってました。
実は教団Xの教祖と松尾さんが知り合いで、
それらの理論が展開的に人がどんな変化をしていくんだろうか、と。
お互いにどんな教え?があるんだろうかと。
しかし、最後の方に行くと、松尾さんの悟ったようなお話が出たかと思いきや
教祖個人の話で終わってしまうんですね。
その人が行き着いた答えを表現し、伝えることができるか。
伝えることができなければ、教祖と信者という図式が生まれてしまう。
そして、どれだけ理論が進んだとしても変わらない社会に対する批判も多分に盛り込まれています。
また、戦争〜安保理闘争を経験してきた話が入ることで、
当時の日本の歴史観にも、そこで育まれて来た社会の闇、心の闇にも少し触れることができました。
全体としては面白かったです。
以下の要素があればもっと面白くなるんじゃないかと思います。
①悩んでいる個人の話を感情や論理を通して解決する。
②個人も生きる、集団も生きる新しいビジョン。
③右翼でも左翼でもない、戦争賛成でもなく、単純な戦争反対でもない政治。
④これが原因だ、と明確に決めることができる。
⑤変化の仕組みがわかる。
上記を実現できるものがあればどうで しょうか?
何を選んでも無力感が生まれ、自暴自棄になって、小さな自分で満足するのではなく
ちょっと今までにない生き方してみたいな。
今までにない未来を作ってみたいな。
と思った方はこちらを見てみてください。↓↓
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今日も読んでいただきありがとうございました。