約束のネバーランドを楽しむ
こんばんは。
今回は好きな漫画について楽しく書いていきたいと思います。
約束のネバーランド、最終巻まで読みました。
とても面白い、深い、楽しい、メッセージ性がある漫画ですね。
漫画全巻読み終わってからアニメを見直すとさらに深まります。
超絶頭のいい3人エマ、ノーマン、レイが主人公です。
彼らの考え方、行動もいいんですが、台詞がなんといっても魅力的。
※以下ネタバレを含みます。単行本のみのシーンも入るかもしれません。
まだ未読の人はスルーしてください。
アニメの最初は、「この門は何だろう。この門の外には何があるんだろう」
というシーンから始まります。
「門」と言っても普通は家の外と中、敷地の外と中を区別するもの。ですが、
イメージを広げて哲学的に見ると、
「門」は外と中を隔てるもの。 門の外に出たことがない人からしたら、全く知らない未知の世界です。
外に出ることは変化。
外に出た~い!!っていう強烈なメッセージからスタートしているのが約束のネバーランド。
そして、「門」という字に「日」が入ると「間」になります。
時と時の間。
空と空の間。
つなげるものが「間」ですね。日が入ることで、断絶するもの→つなげるものに変わります。
日はお日様。光。
闇と光をつなげるのが間。
そして家族を大切にするエマがその「日」になっていきます。
(令和哲学者のNoh先生であれば、「日本」って言われそうですね。)
そして、鬼に対する3人の天才の姿勢の違いもとてもよくて。
・鬼を倒す、滅ぼす・・・ノーマン
・鬼のことは邪魔してきたら倒す・・・レイ
・鬼も人間も幸せに・・・エマ
これがそれぞれの描くネバーランドへの道筋にもかかわってきて、ストーリーが深まります。
これって人と人の間でも同じ。
悪い/よくないことに対して責める、排除。
不干渉/邪魔だったら排除する。
相手を許し、全く違った生き方を案内する。
鬼の神が「鬼は人間の世界の裏返し」というセリフも出てきますが、
結果的にエマの誰もが鬼も人間も助かる道を選んだことが、
人間世界に渡った後の平和な社会に繋がるんだなと思います。
彼らが夢にみた門=世界とは何なのか
それぞれの選択と行動が社会を変えていく、というのも楽しみにして、読んでいただければと思います。
途中でエマとレイが宇宙の真理を体現していくシーンがあるのですが、またそこも書いていければと思います。
ありがとうございました。