鬼滅の刃と哲学
こんにちは。
遂に鬼滅の刃23巻(最終巻)発売されましたね。
早速0時に嫁が購入してくれて、読みました。
※以下ネタバレ含みます。未読の方はスルーがおススメ。
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前巻から続く無惨との死闘の行方。
見ていて辛かったですが、隊士たちの「ここで必ず終わらせる!」という強い意志。
何があってもやり遂げる精神は感動しました。
また、炭治郎と融合した無惨の回想シーン。
鬼舞辻無惨という生き方にも涙を感じました。
生まれてくるのにも一苦労。死産として扱われそうになったときになんとか息をする。
自ら強く念じることでかなえてきた生。
しかし、ほとんどの敵も切られた後には人生の目的や後悔を思い出して、救われて亡くなっていったのに際し、
無惨にはそういった相手がいなかった。
ずっと「自分」が基準で誰かに愛された記憶もなく、思いに対する概念としての感動しか得ることができなかった。
人間として死ぬという決断。
自分を超え、ヒトから「人間」になるためには「愛」が必要。
ヒト=ホモサピエンス でい続けることは、どれだけ最強になって永遠を手に入れることができても孤独なんだ、ということですね。
ユヴァル・ノア・ハラリさんの著書「ホモデウス」でも不老不死の追求という現代人の欲求が描かれていましたが、
不老不死になっても他者とのつながりという点、心からお互いを分かり合える、その「心」については手に入れることができない。
生きたい!ではなく「死ぬこと」を決断したときに本当の心を持った人間としての生が始まる。
そう強く思わせてくれました。
敵に勝つには必ずしも相手より強くなる必要はない。相手を弱らせることができればいい。
というのも1人じゃないからできることだなと思いました。
また、勝つということは2種類あるんだなとも思わせられました。
1人でやるときは「相手より強くなる」ことでしか勝つ方法は得られませんが、
協力できるときは「相手を弱らせる」ことで勝利することができる。
自分の正しさを証明するだけでなく、相手が正しくないことを証明することで勝つことができる。
お読みいただきありがとうございました。
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