心のゆとりは観点のさとりから

人生迷って行動できなかった私が、心の仕組みと出会って、一歩一歩進んでいく物語。漫画やアニメなど好きなものもちょくちょく書いています。

アイデンティティを失う恐怖とは

以前は迷い人でした、けんたです。

世の中には2種類の考え方がいると思います。
「明確なアイデンティティを持ちたい人」
「明確なアイデンティティを持たなくてもいいと思っている人」

あなたはどちらでしょうか。

私はアイデンティティを持ちたい人でした。

なぜアイデンティティを持ちたいと思うのか、そして失うことを恐れるのか。

さらにいえば「あるのが当たり前のもの」を「失う」ことに恐怖します。

その理由は一体なんでしょうか。

自分の個性と繋げて色々考えることもできますが、人間を「動き」で見れるかどうか

その原因は、全ての存在が「動的平衡状態」にあるからです。

動的平衡とは…
物理学・化学などにおいて、互いに逆向きの過程が同じ速度で進行することにより、系全体としては時間変化せず平衡に達している状態を言う。

系と外界とはやはり平衡状態にあるか、または完全に隔離されている(孤立系)かである。 なお、ミクロに見ると常に変化しているがマクロに見ると変化しない状態である、という言い方もできる。(Wikipediaより)

動的平衡 - Wikipedia

両手を胸の前で手のひら同士を組んで、(合掌のポーズ)お互い押し合って見てください。
動きませんよね。
ずーっと力が働いているけれど、バランスがとれているから変化していないように見えるよ、それが動的平衡のイメージです。

私たちも私は〇〇だ、これは〇〇だ、と名前を付けて、意味を付けることで共通の知識にしています。
これもバランスをとっていることのひとつ。
身体も物質やエネルギーが絶えずめぐっていますが、それぞれ力が働くことで、形を保っています。

そのバランスが崩れたら?
怪我したら?首をナイフで切られたら? 「私」という存在が崩れてしまいます。

だから、「私」を確立したい!守りたい! 失いたくない!という意思や恐怖を常に持っています。

つまり、バランスをとれる力が加わっている=動き が私たちの本質です。
存在が動くのではなく、動きが存在を存在させています。

自分のことを振り返る時、この1週間はどんな活動をしただろう=動きを振り返りますよね。

動きから物事を見ることで、観察の目を養うことができます。

お読みいただきありがとうございました。