Noh Jesu新刊『心感覚』を読んで
こんばんは。
けんてぃです。
先月12月12日にNoh Jesu 著『心感覚』が発売されました!
Amazon予約や書店でも哲学・人文コーナーでランキング上位に入っています。
読んでみても、コロナで先行きが不透明な今の時代に必要だ!ということがよくわかる1冊です。
また、読書会も頻繁に開催されているので参加するとさらに内容が深まります!
①言語の限界とは何かがよくわかる
人間関係やコミュニケーションをうまくいくようにしよう!と声のかけ方、話し方等のやり方が様々な本で紹介されていますが、本書ではコミュニケーションの大前提である「言語の限界」が語られています。
実は私たちの言語は、表現できる範囲が決まっています。5感と脳によって認識できる範囲で体験、経験したものを語るのが言語です。それ以外の範囲は語ることができません。
何か感じた、触れ合えたとしてもそもそも表現できる範囲と表現できない範囲があるということです。そのことを知らないまま表現しよう、聞いてみようと思ってもお互いに本当のことはわからない。そして、結果的に「コミュニケーションは騙しあいの道具になる」と言われています。
他にも、言語ひとつのイメージの違いや、「パピヨン(フランス語で蝶・蛾)」の話を通して、実は「名前をつけることで繋がっているものをバラバラにさせているのが言語である」ことも語られています。
②オールゼロ化とゼロベース思考とは
ゼロベース思考とはあくまで5感と脳をベースに考えるもの。
オールゼロ化とは「5感と脳」からも自由になることがオールゼロ化。
「ゼロはゴールではなく、創造力や発信力が広がるもの」と定義されており、ゼロが無味乾燥なものではなく、むしろ楽しいものであると気づかされます。
③絶望するには理解が必要
私たちが普段感じる絶望は、「中途半端な絶望」である。
「希望は絶望の後にやってくるもの」だそうです。
しかし今までは希望に向かって進もうとする私たちの常識が邪魔をして本当に絶望できなかった。「1分1秒誰とも自分が見ている画面を共有できない」ということを明確にしているのが本著書であり、なぜ絶望なのか?を理解し、心から絶望することで本当の「希望」に向かうことができるようになる、と書かれています。
日常的にもなんとなく希望を感じ、そして打ち砕かれる、という経験をしてきた人にとって、まさに必要な内容なのではないか、と思います。
読むたび毎に違った気づきがあるのもまた不思議です。
↓↓こちらは発売に先立ち福岡で行われた出版記念講演会の映像です。
ぜひ一度きいてみてください。
また、1月21日にはNoh Jesu nTech マスター1dayがあります。
こちら通常33,000円のところ、ペア割で無料で参加できます。
ぜひ友人もお誘いの上ご参加ください。
NohJesu nTech マスター 1Day | Projec J ワークショップ
本日もお読みいただきありがとうございました。